アラサー女子彼氏なし

人は誰もが

 

 

 

平等に幸せになれるって

 

 

 

昔、誰かが言ってたっけ?

 

 

 

ねえ神様

 

 

私にも

 

 

運命の人を

 

 

ちゃんと作って

 

 

くれましたか?
本当に

 

 

大切な人は

 

 

 

誰ですか?
ー琴美sideー

 

 

「ねぇ、聞いた?広報課の柊さん、結婚するらしいよ」

 

 

「へえ。彼女、今いくつだっけ?」

 

 

「んとね?23歳だって」

 

 

「若すぎっ!今年で、寿退社いったい何人目だよ」

 

 

 

会社のお昼休み、同僚の加奈子とそんな話をする私、石原琴美。

 

 

 

年齢は…えっと……今年で27歳。

 

 

いわゆるアラサー。

 

 

独身、彼氏は…いない。

 

 

 

同僚の加奈子も、同級生だけど、加奈子にはちゃんと彼氏がいる。

 

 

 

私たちの年齢になるとみんな口を揃えて、

 

「彼氏」「結婚」というワードが出てくるのが辛い。

 

「加奈子はどうなの?今度の記念日で、付き合って3年でしょ?プロポーズとかありそうだよね」

 

ひやかすように加奈子を肘でつつく。

 

 

小さなお弁当箱を膝の上に広げて、加奈子は照れたように笑う。

 

 

「そうだなぁ。たっくんお金ないし、何も言ってくれないんだもん」

 

 

「お金か。結婚て、本当シビアな問題が多いよね」

 

 

「みんな当たり前みたいに結婚します、はい、挙式あげますって招待状出してるけどさ、そのお金ってどこから沸いてるの?って思うもん」

 

 

「てか、今月また結婚式2件あるじゃん。ご祝儀ビンボー!」

 

 

 

今月は、半年前に結婚を発表した、同僚の結婚式が2件あるのだ。

 

 

私達くらいの年齢になると、もう結婚ラッシュもいいところで、毎月のように結婚式がある。

 

 

そして、当たり前のように

 

他人の幸せのために3枚の諭吉さんが飛んでいく。

 

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「コーヒーをどうぞ」

 

 

事務員の後輩の女の子が、あたしのデスクにコーヒーを置いてくれた。

 

 

「あ、ありがとう」

 

 

 

時刻は15時。

 

 

仕事をしていると、こういうときに気がきく女の子を、

 

男共はやっぱりお嫁さんにしたいと思うのかな?

 

 

なんてパソコンを打ちながらも、ぼんやりと思った。

 

 

 

「永倉さん、コーヒーをどうぞ」

 

 

「おっ、サンキュー」

 

 

 

軽い返事をして、ちょっとえらそうじゃね?と思うような対応をした、この男は、あたしと同期の永倉智樹。

 

 

一応、同僚で1番仲のいい男子でもある。

 

 

 

「永倉?。あんた昨日そういえば、コピー機の中にクライアントに出す書類入れたまんまだったでしょ!あたし、あんたのデスクに載せておいてあげたんだからねっ」

 

 

「お、あれお前だったの?どーも、どーもすみませんね!女神様…じゃなかった大仏様…」

 

 

「ふざけてんならぶっ飛ばすよ?そこは女神だろが!気をつけなよね」

 

 

キリっと永倉をデスク越しで睨みつけると、ヒィ?っと大げさな声をあげて笑う永倉。

 

 

本当、お調子者だ。

 

 

これで仕事ができるんだから、本当びっくりしちゃう。



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